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しんぺんうちあけのき

身辺打明けの記

宮本 百合子

「文章倶楽部」1927(昭和2)年12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,797 字 · 8 页

青空文庫

と思うような、さまざまの世相を見たり考えさせられたりするので、かなり興味をそそられます。そうした記事をすぐ小説に書けたら面白かろうと思います。も一つわたくしが、ひまな時に必ず見るのは、『時事』のよろず案内や『日日』のいろいろの案内記事です。あれを見ると、例えば、家政婦に住み込みたいとか、家政婦を求めるとか、というようなことが、何か知ら曖昧な、いろいろの世相が、これにも感じられ味わわれるような気がして、わたくしには面白い。広告欄はたいして注意しませんが、でもブック・レビューなどは目を通します。

新聞を読むのは、平常は朝ですけれど、創作中は、朝食後すぐ机に坐りますので、いつもお昼御飯のときに読むことにしています。

食事

朝は、起きてから洗面や化粧――といっても、わたくしの化粧は、ちょいちょいと手早くすませてしまうのですが――そんなことに約三十分ほど費して、それから食事をいたします。朝の食事はいつもきまって、パンと卵と紅茶とだけです。夏は卵のかわりにトマトをたべます。

昼はごく簡単な日本食をとります。

夜は六七時頃、三度のうちでは一ばん御馳走のある食卓にむかいます。