轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

きんのくびかざり

金のくびかざり

小野 浩

「赤い鳥」1928(昭和3)年12月号

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 3,356 字 · 7 页

青空文庫

一

よし子さんのお家も、あすは、クリスマスです。

毛なみの、つやつやした、まっ黒いネコは、夜どおし、煙突のてっぺんにすわって、サンタクローズのおじいさんが、このお家をまちがいなく見つけてくれればいいがと、黄色い目をひからせて、見つめていました。よし子さんは今夜は、きっと、おじいさんが、あたしのほしくてほしくてたまらない、小さな金のくびかざりを持って来てくれるにちがいないと言って、おねんねをしました。

イヌは、家の中の煙突の下を、ふさふさしたしっぽで、きれいにお掃除をしました。せっかくサンタおじいさんが、金のくびかざりをもって煙突から下りて来ても、そこがあまりきれいでなくては、いやな気持になって帰ってしまうかもしれないからです。

「オウムさん、あなたはこのクリスマスに、よし子さんには何をして上げるの。」

と、イヌは、籠の中のオウムに声をかけました。

「私は、お目ざめのうたをうたって上げるわ。」と、オウムは言いました。

「それは毎朝のことで、別にめずらしくもないじゃないの。」

「でも、いつものうたとはちがうのよ。あたしが、さっき、つくったばかりの、それはいいうたなんですの。