轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

「サイエンス」1947(昭和22)年12月~1949(昭和24)年2月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 78,616 字 · 157 页

青空文庫

蜂矢は、そういって、あやまった。

「はははは。きみは、見かけに似合わず臆病だね。そんなことでは、これからきみに見せたいと思っていたものも、見せられはしない。見ている最中に気絶なんかされると、やっかいだからね」

博士は、意地のわるいうす笑いをうかべで、そういった。

蜂矢は、博士のことばに、新しい興味をわかした。それは博士が蜂矢に何か見せたがっているということだ。いったいそれは何であろうか。

「さあ、こっちへはいりたまえ。このドアは、しっかりしめておこう」

博士は、地下道の途中にあるドアをばたんとしめ、それにかぎをさしこんでまわした。蜂矢は、そのときちょっと不安を感じた。しかしすぐ気をとりなおして、力いっぱい博士とたたかおうと思った。かれは、これから針目博士が彼をどんなにおどろかそうとしているか、それをすでにさとって、覚悟していた。

「ほら、こんな広い部屋があるんだ。きみは知らなかったろう」

とつぜん、すばらしく大きな部屋へはいった。二十坪以上もある広い部屋、天じょうはひじょうに高い。そしてこの部屋の中には、えたいの知れない機械がごたごたとならんでいて、工場のような感じがする。