轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

まるまるじゅう

○○獣

海野 十三

「ラヂオ子供のテキスト」日本放送出版協会、1937(昭和12)年9月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 21,139 字 · 43 页

青空文庫

ところがどこにも見つからないんです」

「ふむ、そうか」と博士は腕ぐみをして考えていたが、

「これはひょっとすると、たいへんなことになったかもしれないぞ」

「えッ、たいへんとは何です。早くいって下さい」

「実はな、さっき○○獣が、この空箱の山をカリカリ音をさせて喰いあらしたのじゃ。空箱はつぎからつぎへと下へ崩れおちてくる。そこをカリカリカリと○○獣は喰いつづけたのじゃ。ひょっとすると、そのドン助というのは、そのときこの○○獣に喰われてしまったかもしれないよ」

「ええっ、ドン助が○○獣に喰べられてしまいましたか」

それを聞くと、敬二は頭がぼーっとしてきた。人もあろうに、ドン助が○○獣に喰われてしまうなんて、なんということだろう。ドン助は喰われてしまって、どうなったであろうか。

「博士、○○獣に喰べられて、どうなっちまったんでしょうか」

「さあ、そこがどうも分らんので、いま研究中なのじゃ」

敬二は思いついて、博士に○○獣の写真を出してみせた。こいつは博士を興奮させたこと、非常なものであった。

「おお、これじゃ、これじゃ。儂の想像していたとおりじゃった。二つの球体が互いにぐるぐる廻っているのがよく分る。