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おぎん

おぎん

芥川 竜之介

一个失去双亲的少女,在残酷迫害天主教的年代,却信仰着佛教。她将遭遇怎样的考验?信仰与命运的交织让人揪心。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,235 字 · 11 页

青空文庫

また大天使がぶりえるが、白い翼を畳んだまま、美しい金色の杯に、水をくれる所を見た事もある。

代官は天主のおん教は勿論、釈迦の教も知らなかったから、なぜ彼等が剛情を張るのかさっぱり理解が出来なかった。時には三人が三人とも、気違いではないかと思う事もあった。しかし気違いでもない事がわかると、今度は大蛇とか一角獣とか、とにかく人倫には縁のない動物のような気がし出した。そう云う動物を生かして置いては、今日の法律に違うばかりか、一国の安危にも関る訣である。そこで代官は一月ばかり、土の牢に彼等を入れて置いた後、とうとう三人とも焼き殺す事にした。(実を云えばこの代官も、世間一般の人々のように、一国の安危に関るかどうか、そんな事はほとんど考えなかった。これは第一に法律があり、第二に人民の道徳があり、わざわざ考えて見ないでも、格別不自由はしなかったからである。)

じょあん孫七を始め三人の宗徒は、村はずれの刑場へ引かれる途中も、恐れる気色は見えなかった。刑場はちょうど墓原に隣った、石ころの多い空き地である。彼等はそこへ到着すると、一々罪状を読み聞かされた後、太い角柱に括りつけられた。