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ソヴェトにおける「れんあいのじゆう」について

ソヴェトに於ける「恋愛の自由」に就て

宮本 百合子

「サラリーマン」1932(昭和7)年1月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,439 字 · 7 页

青空文庫

そのないことはそれで又健康であると思う。

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女と男は元来咽喉笛の出来工合から違う。又筋肉、骨格皆それぞれ男女違って居る。男は女の特色を気持よく感じ、又女は男の特徴を気持よく感ずる。それが性それ自身のもって居る美である。女の体が柔かくて、丸くって、男の体が角張って骨が多い。それは性の必然的差別と美しさである。

そこでお互いの肉体がお互いの必然的限度までよく働いて健康を保って居れば十分美はある。

ソヴェトの若い人間はそういう点で美しい。それだから、資本主義社会のような性の誇張というものがなくなったからと云って美は減少して居ない。

だからソヴェトに行っても決して美に対して心配する必要はない。それ故非常に朗かで、私が丸三年ソヴェトに居た間に、男と女と仕事の上のひけ目とか区別を感じない。

常に男が働いて居るところには女が働いている。又女の働いて居るところには常に男が働いて居る。だから男と女がまるで違った分野で違う給料で働いて暮すというようなことは、ソヴェトの若い人間にはそういう社会内に生きる男女の感情を知らない位だと思う。

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