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ソヴェトどうめいのふじんとせんきょ
ソヴェト同盟の婦人と選挙
宮本 百合子
「大衆の友」1932(昭和7)年2月20日臨時増刊号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,826 字 · 8 页
母親として、誰がこのことに冷淡でいられましょう!
住居のことがある。ソヴェト同盟ではどしどし新しい労働者住宅が建つ、家賃が年々下る。(大体家賃、水道などは一ヵ月にとる月給の高によってきめられます)自分の区にも、便利な住宅がいる。
それらの仕事を実行するのはソヴェトです。勤労婦人が、熱心にソヴェト選挙に参加し、投票もすれば、自分が選挙されたとき全責任をもって働くわけもここにある。
プロレタリアのソヴェト政権を守り、闘って来たからこそ、五ヵ年計画は実現され、失業者というものがソヴェト同盟にだけはなくなった。(日本の失業は三百万人、ドイツは六百万人、アメリカ七百万人です)七時間労働です。賃銀はもとの三倍になった。毎年一ヵ月勤労者は有給休暇をもらって元は大ブルジョアの別荘や離宮だった景色のいい「休みの家」へ行ける。
農村で、集団農場のクラブへさえ集まれば、モスクワからのラジオが聴ける。映画が見られる。診療所が出来た。学校が出来た。託児所と共同食堂が出来た。
これらすべてはどこから来たか。勤労階級の解放されたソヴェトの世の中だからです。
ブルジョア地主の日本では普選と云っても女はのけもので、特別な投票所をこしらえ、しかも投票の日に労働大衆に公休はよこしません。