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ニッポンさんしゅうかん

ニッポン三週間

宮本 百合子

「読売新聞」1930(昭和5)年12月2、3日号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,760 字 · 8 页

青空文庫

外国支部の指導において国際局は、プロレタリア作家乃至その団体の右傾的偏向に対しても、左傾的偏向に対してもいわゆる二つの戦線において決死的な闘争を行った。この事は独逸支部のような威力ある支部の仕事においてすら、多くの過誤から免れしめることが出来た。」

これらの成功的な経験を列挙すると共にベーラ・イレッシは、それにも増して国際局の仕事の上に示された欠陥を鋭く批判した。

――「欠陥の基本的なものは組織的活動の微弱なこと、連絡がプロレタリア作家乃至革命的作家団体間に強く行われないで、むしろ各個人間に行われて来たことである。国際局の機関雑誌『外国文学時報』も亦大きな欠点をもっている。これは直に改革して世界プロレタリア文学の事実上の指導機関たらしめねばならない。」

国際局と外国プロレタリア作家団との連絡の問題について、報告後の討論に際し最も多くを訴えたのはアメリカ、フランス、チェッコ・スロー※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ック、フィンランド及びアラビヤ、印度、支那等植民地諸国の代表者であった。

国際局が今後遂行すべき課題が何であるか? についてイレッシは次の如く報告した。