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プロレタリアふじんさっかとぶんかかつどうのもんだい
プロレタリア婦人作家と文化活動の問題
宮本 百合子
「女人芸術」1931(昭和6)年10~12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 18,179 字 · 36 页
マメにつけられた日記一冊が、これまで世界文学のどこにもなかった記録の一つとなり得た時代だった。
セイフリナの短篇処女小説「パウルーシュキンの出世」が書かれた。相当評判がいい。続いて中篇小説「四つの頭」が『シベリアの火』というシベリア地方の指導的な文学雑誌に現れた。写実的な手法でセイフリナは自分が活動の間に理解し、見聞を蓄積した地方ソヴェト農村の階級的闘争を書き出した。
「十月」革命の当時はレーニングラード附近の新しい学校で図画の先生をやっていたフォルシュはそれから後、キエフ市へ行った。彼女はウクライナ共和国の国立出版所で、ロシア部の担当だった。国立出版所の机の前で働くかと思うと、「土曜労働」でジャガ薯掘りをやりながら、フォルシュは四度キエフ市の政権が代るのを見た。反革命の白軍が南方ロシアの旧い美しい都市であるキエフを占領する。赤軍が逆襲して、市ソヴェトに赤旗が翻ったかと思うと、チェッコの侵入軍が、派手な制服の士官に引率されて襲撃して来る。
赤旗をかくせ!
党の政治部は書類を焼きすてて地下へもぐった。工場の門前にバリケードが築かれる。やって来るならやって来い! ボルシェビキの闘争力を見せてやるぞ! キエフ市はソヴェト第一の大炭坑区ドンバス地方に近い。