轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

せんきゅうひゃくにじゅうさんねんふゆ

一九二三年冬

宮本 百合子

「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,654 字 · 14 页

青空文庫

△「何をあがりますか」

A「何でもかまわない」

食事になる。終りに近づいてから。

A「今日は僕のすきなものばっかりだ。」

△心でよろこび「そうでございますか」

A「ちっともたべられやしない。皆ぼくのきらいなものばっかりだ。」

Aはきかれると何でもよい、どうでもよい、と云うくせに、心持ではちっとも何でもよく、どうでもよいのではない。自分の思うようでないと、不平を洩す。故にする方は、前もって、その底まで考える必要あり。陰性の我ままと云うべし。

自分とT先生との心持

自分とT先生との心持――寧ろ、自分のT先生に対する心持は深く、強く、ごまかし難いものだ。

師弟の関係に於て何かのよいきっかけを見つけ、書きたい。

この心持、佐藤春夫の見失われた白鳥の話にある。

「妙に根本的に考える」私の性癖によるのだ。

○敏感すぎる夫と妻

妻、ひとりで家に居、女中が留守になったので朝食事の用意を簡単にする為、オートミールでもあればよいなと、考えて居る。――夫の着物を火鉢にあぶったり、炭をなおしたりし乍ら。すると、玄関があき夫がかえって来、「今日明治屋によって来た」と云う。