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せんきゅうひゃくにじゅうごねんよりせんきゅうひゃくにじゅうしちねんいちがつまで
一九二五年より一九二七年一月まで
宮本 百合子
「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 15,338 字 · 31 页
○もっと小さいうち、始めて△のとき、茶屋の女将
「何度おしやはった?」
「三十六度」
「あほ云わんとき! 三十六度! そんなことがあるかいな」
「だっておかはん、あて勘定してたもん」
哀れ。考え違い。
舞姫などこのように、情慾も、好奇心もないのに、そういう目に会う。
のち、男にひかされ、ひどい生活を五年する――男、口入の一寸よいの。いつも、百や二百の金は財布にある、但人の金、女そんなこととは知らずにかかる。ちゃんと退引せず、男のところへ逃げ、少しずつ金を入れるというやり方。
〔欄外に〕
○大して腕もなし。
そのうちYが知る。
Yのところには金の都合のつくことがあるので、それも心だよりで逃げて来る。
Y 医者にかよわせ、歌沢をならわす。よい天分、然し芸で立つ気はない。男、弟子の一人ですいて居るらしいのを知りもちかけ、金を出させようとす。
男、心のことと思う。ソゴし、駄目。(宇治の花屋敷。男、女と山の中に入ってもよいという。女それを望むに非ず。悪たれて本音をはいてしまう)
友達であった女、神戸に鳥屋をして居、それを、男のために売りたい。相談して岡田をひっかけ買わす。