轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
みうらたまきのプロフィール
三浦環のプロフィール
吉本 明光
在线阅读吉本 明光《三浦環のプロフィール(みうらたまきのプロフィール)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 11,579 字 · 23 页
三浦さんは始めて体験する空襲にコワイ、コワイの連発から「大丈夫?」「大丈夫?」と心配のし通し、僕は三浦さんを東京につれて来た責任上、万一のことがあってはと、肝を冷やしたが、幸になにごともなかった。
日比谷公会堂での音楽大会「音楽五十年史」は七月十三日から十七日まで五日間、一日二回開催された。音楽に飢えきっていた市民は、警戒警報が出ても、会場の前に長蛇の列を作って二時間でも三時間でも開場を待っているといった熱狂ぶりだった。三浦環さんは歌劇「椿姫」の「乾杯の歌」と歌劇「ミニヨン」の「君よ知るや南の国」それに「ラ・パロマ」だの「茄子とかぼちゃ」などをうたった。「お蝶夫人」は戦争中上演を禁止されていた。伴奏は赤松次郎君か田中園子さん、という希望だったが、連絡がとれず、兼松信子さんを頼んだところ、三浦さんは兼松さんの伴奏が非常に気に入って、この大会終了後、約三週間の東京滞在中、各所の慰問演奏はみんな兼松さんを伴奏に頼んだ。
三浦さんはステージで独唱をしたあと、きっとお話をした。三浦さんのステージからのお話とおじぎは天下一品で、ステージにちょこんとすわってするおじぎにしろ、お話にしろ、それは三浦さんの日常生活をそのままステージに移し、何等の技巧をこらさない。