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にさんのさんめいについて
二、三の山名について
木暮 理太郎
「霧の旅」1928(昭和3)年6月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,599 字 · 57 页
と詔りたもうたとあるのが文献の始である。『書紀』には白猪の代りに大蛇となっている。但し八幡の鳩、山王の猿、鹿島の鹿などは、単に語呂の上から結びつけられたものらしく思われぬこともない。そして使者は唯神意を伝える媒介者たるに止まるを常とする。それが主神と同様に霊験あらたかであることは、お犬さま以外に例がない所から推して、少くとも両神神社のオホカミは、主神オガミが新らしい形を取って、新らしい祭神諾冉二尊の下に眷属となったものであると断ずる次第である。
大犬さまのお守を出す所は、両神神社及び三峰神社の外に、美濃国不破郡の南宮神社と遠江国周智郡の山住神社とがある。南宮神社は金山彦命を祭神とする国幣大社であるが、古名仲山金山彦神とあるので竜神に関係あること疑ないのみならず、祭神五座の中に闇罔象女神があり今も摂社に闇※(「雨かんむり/龍」、第4水準2-91-91)と高※(「雨かんむり/龍」、第4水準2-91-91)が祭ってある所から推して、元来※(「雨かんむり/龍」、第4水準2-91-91)神信仰の社であったかと思われるのである。山住神社は周智郡の山奥に在り、祭神大山祗命となっている。