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ごかねんけいかくとソヴェトどうめいのぶんかてきひやく

五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍

宮本 百合子

「ナップ」1931(昭和6)年11月臨時号

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 14,715 字 · 30 页

青空文庫

労働組合員は、身分証明の手帖で、ごくやすい保証金(五十カペイキ――二ルーブリ)をおさめ、自由に本の借り出しをされる。わたしもそこで随分世話になった。

ソヴェト同盟の図書館数

一九二六年   二二、一六三

一九二八年   二二、九八二

五ヵ年計画は図書館をこの上に五〇パーセントふやしはじめた。これは固定図書館だ。移動図書館は四万にふえる。

本を読むのには図書館の外に農村では「読書の家」というものがある。

一九二八年   二一、八七六

一九三三年   三八、二八三

図書室、文学、音楽、美術、体育、政治などの研究室をふくむ勤労者クラブその他は、五ヵ年計画とともにこんな工合に殖えつつある。

クラブ     七六四六(五ヵ年計画以前に比べ二四・九パーセント増)

農民の家    六八二〇(同 二五パーセント増)

――国庫全額負担の小学校――

さて、一九一七年の十月のプロレタリア革命の後、ソヴェト同盟で、子供はどう教育されて行くかということが、世界各国からの、鋭い興味と観察の的だった。

何故なら、ブルジョア教育家たちは、プロレタリア革命というものの真実を理解しない。所謂「個性」