轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ごかいのまど
五階の窓
小酒井 不木
06 合作の六(終局)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 21,512 字 · 43 页
で、明日にでもその部屋を取り調べに行こうと思っていました」
「そうか。してみると、野田が社長を気絶させたのはその二十七号室に間違いないが、それから彼がそれを隣室に運んで窓から投げたという確証はまだないわけだね。それに、野田が社長室に入ったのが四時十五分ごろであるというのに、社長が死んだのが四時二十分から三十分であるとすると、どうも少し矛盾するようだ。恒藤くん、それをきみはどう説明する?」
恒藤主任は苦笑に近い顔つきをした。
「それをさっき野田自身も申しましたが、西村が死んだ時間なるものがはたして四時二十分から三十分までと断定し得るものか、それをぼくははじめから疑っているのです」
「それもそうだ」
と署長は言った。そうして隅の刑事に向かい、
「では、北川と野田と、二人とも連れてきてくれたまえ」
間もなく、北川と野田とが刑事に連れられて入ってきた。二人とも艶子の顔を見て緊張した表情をした。
「野田くん」
と、恒藤主任は野田が腰を下ろすか下ろさぬに訊ねた。
「瀬川さんから、すっかり事情が分かってしまった。もういい加減に白状したまえ。きみが白状しないと瀬川さんが社長を殺したことになる」