轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

じんぞうものがたり

人造物語

海野 十三

「新青年」1931(昭和6)年4月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 8,674 字 · 17 页

青空文庫

これは、我が国では、埴輪人形の昔より、人間や、人間が愛していた動物などの形をつくって、それが生埋めになることからのがれさせて呉れたのであるが、その後、愛玩物としての人形が発達した。

その中でも異色のある人形は、案山子と、左甚五郎作の京人形とであろう。

案山子は、雀や烏を相手に、「おれはお人間さまだぞ。近寄って大事な稲を食うと、からき目にあわせてやるぞ」と威張ったが、雀の方では、二三度は鳴子というトーキー式演出に驚かされたが、早くも、それが人造人間であることを看破し、その後は案山子の上に糞をしかけるという仇討まで、やらかした。

*   *

京人形は、伝説ながらも、完全なる人造人間として、その頃まではスタティックな人形が、遂にダイナミックな人形となって、左甚五郎氏に奉仕したのであった。

これに類したものでは、泪で床の上に画いた鼠が、本物の鼠になったとか、屏風の虎がぬけ出したとか、襖の雀が毎朝庭へとび降りて餌を拾った、などという話もある。

*   *

人形のうまく出来上ったものには、魂が入るのだといい、江戸川乱歩氏は、「人でなしの恋」