轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
〔ふ〕ゆいぶつろんけんきゅうについて(とさかじゅんしゅき)
〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)
戸坂 潤
「思想月報 第九号」司法省刑事局、1935(昭和10)年3月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 9,123 字 · 18 页
しかし外部状勢の如何なる変化にも拘らず、本会が果さんとする目的は創立当時と少しも異なるところがない。即ち科学や哲学が一部の特権階級に属する学者たちの為のみならず、一般大衆にもっと密接な関係を保ち、各自の日常生活に於ける指導原理を確立する上に助言を与え得る為には、各大学の教室を中心として組織された謂わばアカデミックな学会と並行して吾々自由研究家によって組織される総合的な科学の学会が是非とも必要なのである。科学や哲学の健実な発達の為に必要だということは、換言すれば吾々自身の研究を進める上に於て必要だということである。何となれば吾々の唯物論研究は方法的に言っても一つの総合的研究であらねばならぬ。その為には、個人の書斎裡に於ける孤立した研究では決してその目的を達し得ないからである。吾々の研究は団体的方法により、相互の協力によってのみ達成し得られるのである。
本会は一学科、一大学に限られない、一個の民衆的学術団体である。反覆強調したように之は何等政治的色彩・傾向を有たないし、又もってはならない。吾々の研究すべき唯物論中の一つ、例えばマルクス主義は、なる程明かに政治的実践を重んずる。