轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
はいくとはどんなものか
俳句とはどんなものか
高浜 虚子
「ホトトギス」1927(大正2)年5~10月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 51,046 字 · 99 页
大きな寺なれば奥深くもかけていましょうが、百姓家かお寺かも判らぬというような野中の小寺のことでありますから端近くかけているのでありましょう。この句もその野寺がどうしたというようなことは別にことわらず、ただ野寺といって、例の梵鐘の響きのような響きをただゴーンと伝えているばかりです。この句を誦したあとで読者は野寺というものを左の耳から入れて右の耳にぬかしてしまうようなことなく、じっとその光景を考えてみます。それが「かな」の働きであります。
新しい句を作るのはまずこの「や」「かな」を排斥しなければならぬ、という論者がありますが、私はその説を嗤います。
「や」「かな」は俳句としてもっとも進歩した、この上発達のしようがないまでに広い自由な意味を有するようになった切字でありまして、同時にまた俳句としてもっとも荘重な典雅な調子を有している切字なのであります。(31)
この間ある人がきて「や」「かな」を排斥する論者は言語の退歩を主張する論者である、と申しましたが、私はその議論に賛成します。
十一 「や」「かな」は特別の働きを有する切字であります
「けり」その他の切字も時によれば「や」