轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

はいくはかくかいしかくあじわう

俳句はかく解しかく味う

高浜 虚子

「俳句は斯く解し斯く味ふ」新潮社、1918(大正7)年4月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 73,016 字 · 144 页

青空文庫

俳句は言葉が単純なためにかくの如き両様の解、時としては三様四様の解を試むることも出来るのである。この句の如きは両様の解いずれに従うとしてもその趣味の上には変化はないのである。

三葉散りて跡はかれ木や桐の苗    凡兆

桐の苗木を描いたもので、その苗木には三枚だけ葉が附いていたが、その三枚の葉が散ってしまった跡はもう枯木になってしまった、というのである。俳句の方では落葉した木を枯木という、で落葉した冬木の別名と見てもいいのである。実際枯れてしまった朽木の意味ではないのである。これは極めて簡単に桐の苗木そのものの特質を描いたところがかえって力ある句になっている。桐の葉は人も知る如く大きな粗い葉で、それが桐の幹に疎らについておるのであるが、その葉の落ちるときはぽくぽくともろく落ちやすい。その僅か三枚の葉が落ちてしまったあとは真直ぐに突立っている幹ばかりになってしまって、おやおやもう枯木になってしまった、と驚かれるのである。

家主の無残に伐りし柳かな    子規

借家の庭に柳があった。その柳が枝を延ばし葉を茂らしていたのを、借家人は余り延びたままになっているとか、葉が茂って鬱陶しいとか、いろいろに感じていたのであったが、それでもまた一方からは、毎日住み慣れ見慣れた庭の柳であるから親しみもなつかしみもあったのであるが