轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ぼくのとおるみち
僕の通るみち
小川 未明
「コクミン一年生」1946(昭和21)年5、6月合併号
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 1,108 字 · 3 页
「君、その犬はどこの犬なの?」
勇敢な信ちゃんが、聞きました。
「さあ、どこの犬かな。いままで飼っていた人がいなくなって、うちがないのだよ。くつ屋のおじさんが、かわいがっているから、くつ屋の犬だろう。」と、男の子が、答えました。
「名は、なんというの?」
「赤といっているよ。」
「人に食いつかない?」
「かまわなければ、食いつきなどしないさ。」
「よくほえるだろう。」と、僕がいいました。
「おかしなようすをした人に、ほえるよ。」と、そばにいた女の子が、答えました。
信ちゃんは、犬のそばへいって、頭をなでてやりました。
「清ちゃんも、なでておやりよ。」と、信ちゃんが僕にいいました。
僕はこわくて、どうしてもなでる気になれませんでした。
「なでてやると、君になれるよ。」と、また、信ちゃんがいいました。
僕がまごまごしているのを見て、よその男の子が、笑っていました。すると、女の子が、
「いやなのを、むりにすると、食いつくかもしれないよ。」といいました。僕は、なでるのをやめました。
あくる日、僕が、ひとりで学校から帰ると、赤が尾をふって、僕のそばへやってきました。僕はうれしかったので、