轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

はんこう

反抗

豊島 与志雄

「国民新聞」1921(大正10)年8月4日~11月25日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 140,121 字 · 282 页

青空文庫

夕方、精神的な漠然とした苦悶を覚える。酒をやたらに飲む。酔ってるうちに意識を失ってしまった。

十一月十三日――終日胸がむかむかする。

十一月十四日――甚だしく精神の疲衰を覚ゆる。しきりに眠い。そのくせ、横になっても眠れない。妄想が相次いで起ってきて、いつまでも止まない。はっきりした推理が出来ない。頭脳の一部が痲痺したのではないかと思う。

心が暗澹たる影に包み込まれる。服薬を続ける。

十月十八日――怪しい誘惑が働きかけてくる。高い絶壁の上に身を置く時には、絶壁の下に身を投じてみたらという誘惑――というより寧ろ感情が、しきりに動いてくるものだ。その感情を見つめていると、遂にはそれに引きずり込まれてしまう。これは実際に経験しなければ分らないことだ。俺は今死の絶壁の上に立っている。一歩の差で下に落ちる場所に居る。落ちたら……という感情がしきりに動く。それを見つめることは最も危険なのだ。日記をつけるのは間接にそれを見つめることであり、この白色の溶液を弄るのは直接にそれを見つめることなのだ。日記をも薬液をも投擲しようかと思う。

死に、もし努力がいるならば、その生は無意味だ。