轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
どうしこばやしのぎょうせきのひょうかによせて
同志小林の業績の評価によせて
宮本 百合子
四月の二三の作品
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,207 字 · 11 页
であり、今日では計画的に支配階級がプロレタリアートの組織へその破壊を目的として送り込むもの、即ち敵の組織の積極的一部であり、プロレタリアートはそれと常に闘い、一旦打撃はうけようとも終結において常にプロレタリアートが勝利するものであるという本質を明らかにして初めて書かれた意味がある。
同志細田は不幸にも「裏切者」において、そのような敵の組織に対する階級的態度は示さなかった。一人の小市民的英雄主義に毒された男が挑発者となる道ゆきを性格の分析から跡づけようとしている。しかしながら挑発者の階級的根源はそれによっては明らかにされず、個人の天性というものに全部罪をかぶせることによって、却って支配階級の計画的無恥、破廉恥的陰謀が覆いつつまれている。そのことによって、同志細田はプロレタリアートにとっては在るに甲斐なき数万字を徒らに費したという結果を招いているのである。
同志鈴木清が『改造』に「火を継ぐもの」を書き、同志堀田昇一が『中央公論』に「モルヒネ」を書いている。また同志須井一は、「労働者源三」の続篇として「城砦」を『改造』に発表している。これらの諸作品についてはいずれ別の場所で改めてとりあげられるであろうが、共通して一つの感想を抱かせた。