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「だん」のかいたい
増補 美学的空間
中井 正一
中井正一『増補 美学的空間』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「壇」の解体、生きている空間、言語は生きている、現代美学の危機と映画理論。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 21,324 字 · 44 页
更に「たた」と重なった場合、「正、直、但、唯、徒」となるが、直線感が直線感に重なると、単調の意味を表わすものとなって来るのは、実に病をして篤からしむる所以である。「立、館、縦、楯」「起、発」は又、「裁、絶、断、太刀」と無関係ではなく、皆直線に走る力感に関係が深い。ドイツ語 durch の意味と語感を同じくする。この直線が振れると、「狂言(タフル)、戯、狂、倒」となるのである。こんなに辿ってゆけば、きりもなくそう信ぜられて来るのである。秋夜の独りを淋しくさせないものを用意している。更に方面をかえて、
「は」これを、「限界にまで外に向う拡汎感」をもつ語感の言葉と考えて見るとどうだろう。「羽、葉、匁、端」「放」「散(ハフル)」「元、初、始」「走」「延(ハフリ)」「這」「浜」等に、更に面白いのは、「ハル」の語群である。拡汎して表面が張力をもって漲っている場合、「張、腫、張流(水をはる)、晴、萌(芽出)、春、原、墾、腹、散之(ハラシ)」は、一つのハルの本質に種々の意味群がまつわっているかのようである。この「は」に「た」(直線に走る力感)が加わると、「涯」(ハタテ)、それから「徴」