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たいようとほしのした
太陽と星の下
小川 未明
「新児童文化 第6冊」1950(昭和25)年9月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 5,419 字 · 11 页
」
少年は、じっとして、家にいられなくなって、こう叫ぶと、外の方へ飛び出しました。しかし、自由を欲する彼に対して、だれもとがめるものはありませんでした。
原っぱへいけば、そこには、かならず、二、三人の彼の仲間がいました。大空は、まんまんとして、原の上に青い天蓋のように、無限にひろがっているし、やわらかな草は、美しい敷物のごとく、地上を目のとどくかぎりしげっていました。
「世界じゅうを、どこまでも飛んでいける、渡り鳥はしあわせだね。」と、Nくんがいいました。
「そうするように、神さまが、羽をくだされたんだもの。」と、Kくんが答えました。
「なぜ、人間にだけ、それができないのだろうね。」と、Sくんが、ただすと、
「人間にだって、汽船や、飛行機を発明する力を神さまがくださったのだ。自由にどこへでもいけるようにね。」と、Kくんが、いいました。
「しかし、ここから先、いってはいけないとか、ここから内へ入ってならないとか、実際はきゅうくつなんでないか。」と、S少年は、ききかえしました。
「神さまは、世界をみんなのため、お造りになったのだから、だれにもそんな繩張りをする権利なんかなかったのだ。