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じょしきょういくのもくてき

女子教育の目的

大隈 重信

「をんな 第五卷第五號」大日本女學會、1905(明治38)年5月15日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,311 字 · 11 页

青空文庫

亜米利加は女子教育が盛んで、その大学の盛んなるを観られた所の眼から見たら、日本のは小さなものであろう。女子大学といえば名こそ同じであるが、甚だ幼稚なものである。けれどもまず日本では初めてである。これを見ることは、日本に旅行した人にとって決して無用なことでないと思うから、一つ見たらどうか、というと、宜しいそれは甚だ面白いが、その教員はどういう人で、どういう事をやっておるかと聞くから、それは成瀬という人が校長で、亜米利加にも七、八年おった。ほとんど二十余年間女子教育を専門にやっておる男で、それ一方に力を尽しておる。この人を中心として亜米利加の婦人もおり、あるいは独逸の婦人もおる。また日本の学者もやっておる。こう話をすると、それは大変だ。亜米利加へ行って教育を受けて、それを日本でやっておるとは以ての外のことである。実に亜米利加は女子の教育を誤ったと思う。この節では学者も政治家も、宗教家も教育家も、しきりにその救済方法を研究中である。然るに亜米利加で研究したというような人を教員にして亜米利加の婦人のような者を拵えたら大変である。亜米利加では女が男になりかかって来た。