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がっこうきょういくにおけるとしょかんのりよう
学校教育における図書館の利用
佐野 友三郎
「帝国教育 第四一〇号」1916(大正5)年9月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 8,251 字 · 16 页
農村在住者、特に農村の青年は都人士に比し読書の時間を有すること多く、また余の信ずる所によれば優良の文学に趣味を有す。農園の少年、農家の少女は一年を通じて毎週多くの時間を有するのみならず、往々にして全日、全週読書に利用し得べき時間を有す。これら少年男女は都会の悪風に感染せず、自然及び人生の基本的需要と密接するために伝記、歴史、紀行及び通俗科学に趣味を有す。近年発達せる科学的農業の興味増進するに従い耕地、養畜、農産物の販売その他、農園生活の他の活動及び興味を助成すべき農書を渇望する農民漸く多きを加う。道路、電話、新聞紙の普及と政治的及び経済的生活の密接なる接触とは、政治的並社会的問題に関する書籍の需要を喚起せり。今日の農民は最早煽動的政談演説と党派的新聞紙とに満足する者にあらず。」
「郡は図書館及び分館の維持費として郡税を課すべしとの条件の下に、郡立図書館建設のために五万ないし十万円を寄附するは中産者のために、自ら不朽の紀念碑を設くる所以となると同時に、少なからざる公益をなすに好機会なりというべし。」
「この種の美挙は国内所々において、特にオハイオ、カリフォルニヤ二州において先鞭をつけたる者あり。