轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

うちゅうせんぺい

宇宙尖兵

海野 十三

「新青年」1943(昭和18)年7月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 35,974 字 · 72 页

青空文庫

そういう折柄、リーマン博士が、初めて僕ら新聞記者を引見するという知らせがあったのである。

僕たちは、その日晩餐の一時間前に、これまで一度も足を踏み入れたことのない艇長公室へ入っていった。そこはロケットの最前部から一つ手前の部屋で、やはり正六面体をなしていたし、広さは十坪ばかりのかなり広いところで、中二階のようになった階上がついていて、壁際の斜めに掛った細い梯子によって、昇降ができるようになっていた。恐らく上には、ベッドその他があるのではなかろうか。僕らのはいっていったところは、大きな会社の重役室と大して変った点はなかった。

「やあ、だいぶん諸君を怒らせたことだろう。わしは先刻承知しているんだが、出発早々でどうにもしようがなかったのだ。それに、今だからいうが、本艇の出航が危く敵国スパイに嗅ぎつけられようとしたのさ。成層圏の手前から、高度二十キロメートルのところまで、本艇を覗っていた飛行機が十二機もあったので知れる」

と、リーマン博士は、細長の顔によく似合う単眼鏡をきらつかせ、ときには綺麗に刈込んだ頤髯を軽く引っ張ったりして、機嫌は決して悪い方ではなかった。