轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

うちゅうせんぺい

宇宙尖兵

海野 十三

「新青年」1943(昭和18)年7月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 35,974 字 · 72 页

青空文庫

「岸さんは、何を求められるのですか。貴方も本艇を下りたいと仰有るのではないでしょうね」

「ベラン氏の申出は僕の常識を超越している。とにかくベラン氏と僕とは関係がない」と僕は愕きの程をちょっと洩らして「僕の申出は、今発表のあったそういう重大事情をもっとはっきり僕らに理解させてもらいたいということだ。いちいち貴女を通してでなく、刻々僕らの感覚によって、その事情を知りたいのだ。展望のきくところへ僕たちを案内してほしい。僕は、事実をこの眼によっても見たいのだ」

「賛成ですわ」

ミミが賛意を表した。

イレネは唇をちょっと曲げて、自尊心を傷つけられたような顔をしたが、

「そのことも艇長に伝えて置きましょう。しかし貴方がたは、艇外が真暗で、なんにも見えないということを御存知なんでしょうね」

僕は、はっと思ったが、こうなったら引込むわけにもいかないので、

「真暗でも、外が見たいのだ。僕の祖国にはいつも暗黒の夜空を仰いでは、詩作に耽っていた文学者があった。僕がその人でないまでも生き、こんなに遥々来た宇宙を、まだ一度も展望してないなんて、おかしなことだ」

「何がおかしいと仰有るの」