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しょうらいのにほん

将来の日本

徳富 蘇峰

04 将来の日本

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 122,399 字 · 240 页

青空文庫

│合計     │六、〇〇一│一六、四八〇│二二、四八一│

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〔マルホール氏『万国進歩の実況』〕

第二、鉄道の発明これなり。

〔註〕今や回首して往時を顧みるに、かの有名なるスチブンソン氏の時代〔按ずるに一八二〇年〕より以来工業の練熟は多く鉄道のことに集まり、もってもっとも著大なる功を奏したるを知るなり。さきにスチブンソン氏がロンドン府よりバーミンガムまでの一線を作りしや、当時世人は驚くべき大工事となし、あたかもチェオプスの金字塔のごとく思惟したり。しかれどもこれを近時築造せる諸線路に比較せば難易大小もとより同日の論にあらざるなり〔ちなみにいう、バーミンガムの線路はかの金字塔の工事よりは労力を費やせしこと五割六分なり。しかして金字塔は十万の人夫にて二十年を要したれども、スチブンソン氏はこの工をなすに人夫わずか二万人に過ぎずしてまた五年をもって落成せり<スマイルス氏の言>〕。今その二、三を挙げてこれを説かん。近年の工事にかかるかの南米アンデス山よりペルーへわたれるオーロル鉄道は海面より高きこと一万五六四六フィートなり。