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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页

青空文庫

「そうです」

ホーベスは頭をますます低くたれた。少年たちはかれの答えをきいてりつぜんとした。

「きみはかれらの今後の計画を知っているか」

「…………」

ホーベスはかすかに頭を横にふった。

「かれらはふたたび洞に襲撃するか」

「するはずだ」

イバンスはいろいろ問いただしてみたが、ホーベスは十分に答えることができなかった。

ホーベスはふたたび、戸だなのなかに禁錮された。モコウは昼すぎに二、三品、食物を運んでやったが、かれはほとんど一口もふれず、ただ頭をたれてなにごとか深く沈吟思考している。

少年たちにとって、目下の急務である第一問題は、海蛇らがどこへ去ったか、そのありかを知ることである。イバンスは昼食後、少年を集めてそのことをはかった、少年たちは即時、偵察に出発することに賛成した。

ケート、モコウ、次郎、バクスターは、他の四人の幼年組と洞に残り、他の八名はイバンスとともに偵察にむかうことになった。

敵は七名のうち一名をうしない、六名である。偵察隊は敵の一倍半であり、なお長銃短銃等をたずさえて武器は十分である。敵は六名中五名が銃を持っているが、弾薬がほとんど欠乏していることは、ホーベスのことばによって明らかである。