轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页
ゴルドンは思案にあまって、まず第一に工学博士に相談をした。少年たちはたわむれにバクスターに、工学博士の称をたてまつったのである。
「よしよし考えてみよう」
バクスターは研究に研究をかさねた結果、地中に管をうずめて、川から水をひくことにした。かれはサクラ号の浴室にそなえてあった、鉛管を利用した。
つぎにモコウは、一生けんめいに動物やさかなの料理をするたびに、その脂肪を貯蓄したので、燈火の油に不足の心配はなくなった。
しかしただ心配なのは食料の欠乏である、雪が吹きすさんで猟に出ることもできないので、用意の食料は日に日にへる一方である。モコウが倹約に倹約をかさねてたくわえたかも、しちめんちょうの肉、塩づけのさかな、サクラ号から持ってきたかんづめ類も、今後どれだけのあいだつづくか、はかることができない。のみならず、十歳から十六歳までの少年である、胃袋はおとなよりもすこやかに、食うことにかけてはことごとく豪傑ぞろいだからたまらない。
なおそのうえにやっかいなのは、サービスが生けどっただちょうである。だちょうの大食は少年にまさること数等である、かれのために少年たちは、毎日その食料たる木の根や、生草を、雪深くほらねばならなかった。