轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
73 栃の木で老猿を彫ったはなし
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,451 字 · 15 页
いろいろ相談しました結果、今度発光路へ行く時は学校用品を買って持って行こうということにしました。それはこうした山村で学校用品も乏しく、東京の品は珍しいので、これを小学校の生徒へお土産にすれば、生徒は無論、父兄や、教員たちはきっとよろこぶであろう。そこで校長から父兄に訳をいって頼んでもらったら、こっちの好意もあることで、何処までも意地を張りもしなくなるであろうという思い附き。これは両方で都合も好いことで、甚だ名案だというので、後藤君は学校用品を仕入れて三度目に発光路へ出張したのであった。
そうして、目論見通りをやったところ、予期通りそれが旨く行って、文句なしに畠を通してくれました。此所まで漕ぎ附けるには容易なことではなかったので、後藤君がいろいろ骨を折ってくれましたが、確かこの三度目の時に後藤君と一緒に新海竹太郎君も同行されていろいろ面倒なことをやって下すったと記憶しております。
木は往来まで出すには出しましたが、これから船に積むので牛車に附け、人足が大勢掛かって川岸まで二里ほどある道を運ばなければならないのです。それに、川まで行く間に小川が二つあって、田舎のことで粗末な橋が架かっているのだから、非常な重量な牛車は通れません。