轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
へいぼん
平凡・私は懐疑派だ
二葉亭 四迷
二葉亭四迷『平凡・私は懐疑派だ』。同一底本的分册已合并为一书。收入:平凡、遺言状・遺族善後策。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 81,548 字 · 161 页
人生に目的ありと見、なしと見る、共に理智の作用のみ。理智の眼を抉出して目的を見ざる処に、至味存す。
理想は幻影のみ。
凡人は存在の中に住す、其一生は観念なり。詩人哲学者は存在の外に遊離す、観念は其一生なり。
凡人は聖人の縮図なり。
人生の真味は思想に上らず、思想を超脱せる者は幸なり。
二十世紀の文明は思想を超脱せんとする人間の努力たるべし。
此様な事ならまだ幾らでも列べられるだろうが、列べたって詰らない。皆啌だ。啌でない事を一つ書いて置こう。
私はポチが殺された当座は、人間の顔が皆犬殺しに見えた。是丈は本当の事だ。
二十一
小学から中学を終るまで、落第をも込めて前後十何年の間、毎日々々の学校通い、――考えて見れば面白くもない話だが、併し其を左程にも思わなかった。小学校の中は、内で親に小蒼蠅く世話を焼かれるよりも、学校へ行って友達と騒ぐ方が面白い位に思っていたし、中学へ移ってからも、人間は斯うしたものと合点して、何とも思わなかった。
しかし、凡そ学科に面白いというものは一つも無かった。何の学科も何の学科も、皆味も卒気もない顰蹙する物ばかりだったが、就中私の最も閉口したのは数学であった。