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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
「PTA世界少年」1948(昭和23)年1月号~終了月は未詳
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 98,662 字 · 199 页
海に出るらしい洞穴の中です」
「どこから入ったの」
そこで玉太郎は今までの道すじを長い時間かかって説明した。
「ちょっとまってね」
信号がそれで切れた。
「やっぱりラツールさんだった。早く会いたいな、どうしているんだろう」
「さっきは、僕らがラツール記者を助けた。今度はラツール記者に僕らが助けられるという事になるらしい」
「おいダビット、神様はまだ我々を見捨てにはならないからね」
「そうだケン、天国行きのバスのガソリンが切れたのだよ、きっと」
ダビットはもう元気になった。もちまえの冗談が口をついて出る。
トントン、ツーツー、トンツー。
と信号がひびいて来た。
「君らのいる横穴をさらに十米すすむ、すると大きな洞穴に出る。日の光もさしているだろう。階段も見えるにちがいない。僕はこの島の住人をつれて出むかえに行く」
ラツールの信号は、こうつたえて来た。
「ありがたい。ところでその島の住人とはなにものだろうね」
玉太郎が信号をといてみんなに話すと、ケンがこうたずねた。
「島の住人とは何者なるか」
玉太郎がすぐに信号を送った。
「会えばわかる。ふしぎな人物なり、僕は恐竜の口から彼によって救われたのだ。