轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

きょうりゅうていのぼうけん

恐竜艇の冒険

海野 十三

「少年読物」別冊、1948(昭和23)年6月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 10,806 字 · 22 页

青空文庫

そこはマングロープの密林が海の上まで押し出していたので、その密林のかげにはいっていれば、恐龍の長い首も海面から見える心配がなかった。

ぼくたちは、その無人島のかげへ早くはいってよかったと思った。というのは、それから間もなく、頭上をぶんぶんと飛行機がいく台もとび交い、うるさいことになったからだ。察するところ、例の巨船グロリア号が、ぼくらの恐龍を見てびっくり仰天し、そのことを無電で放送し、救助をもとめたため、救助の飛行機が方々からこっちへ飛んで来て、空中からの捜索をはじめたのであろう。

次から次へと、新しい飛行機がのぞきにやってきた。だんだん大型機へかわっていった。

「しょうがないね。まだ飛行機のやつ、下界をのぞいているぜ」

「困ったねえ。もうすぐ日が暮れる。ぼくたちは夜間航海を習っていないから、明日の朝まで、ここを動くことはできやしないよ」

「そんなら、今夜はここに泊まろう」

ぼくたちは無人島のかげで一泊することになった。夜になっても飛行機はまだ捜索をつづけていた。中にはごていねいに照明弾を落としてゆく飛行機もあった。

「いやに大がかりになって来たね」

「きっと恐龍事件は世界中の大ニュースになって、さわがれているんだぜ」