轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぐげんにじゅうしちかじょう

愚言二十七箇条

国枝 史郎

「探偵趣味」1926(大正15)年2月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,823 字 · 4 页

青空文庫

では探偵小説家が、社会の罪悪を剔抉した所で、喜ばれない筈が無い。

×

多数読者の嗜好を探り、その嗜好に投じ乍ら、自己の思想を植え付けることは、作家として最も大切では無いか。決して諂うことでは無い。大衆作家は夫れをしている。

×

読者の嗜好を知るということは、階級思想を知ることである。

×

芸術もだんだん分科的になる。ブルの嗜好とプロの嗜好とが、一致するとは思われない。

×

「万魂詩人」というような文字は、今では辞書に無い筈だが。

×

階級的思想を描いた物、「死の爆弾」と「蒼ざめた馬」とゴーリキーの「軍事探偵」……だが併し「軍事探偵」は、まだ大分個人主義的だ。

×

小酒井氏の作の特色は、その筋の単純化にあり、甲賀氏の作の特色は、その筋の複雑性にある。勿論どっちも結構である。

×

人間は「個」としては活きられない。どこ迄も社会の一員なのである。楽に暮らそうと思ったら、社会から改良しなければならない。余は文筆でそれをするのだ。