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ぶんだんのすうせい

文壇の趨勢

夏目 漱石

最近常被杂志催稿,脑袋空空快想挂断货牌子了。不过他说,日本文坛新人辈出,作品越来越精彩,前途一片光明,值得乐观。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,068 字 · 6 页

青空文庫

ところが年一年と日を経るに従って、みんな面白い。だんだん老熟の手腕が短篇のうちに行き渡って来たように思われる。妙な比較をするようだけれども近来日本の雑誌に出る創作物の価値は、英国の通俗雑誌に掲載せられる短篇ものよりも、ずっと程度の高いものと自分は信じている。だから日本の文壇は前途多望、大いに楽観すべき現象に充ちていると思います。

そこで今云った通り新参の私のあとから、すでに四五人の新進作家が出るくらいだから、そのあとからもまた出て来るに違ない。現に出つつあるんでしょう。また未来に出ようとして待ち構えている人も定めて多い事だろうと思います。して見るとこれらの四五の新進作家――必ずしもこれらの人に限る必要はないが――はまた新らしい競争者を得らるる事と信ずる。

この競争者の出かたである。出かたに二た通りある。一つは自分の縄張うちへ這入って来て、似寄った武器と、同種の兵法剣術で競争をやる。元来競争となるとたいていの場合は同種同類に限るようです。同種同類でないと、本当の比較ができないからでもあるし、ひとつ、あいつを乗り越してやろうと云う時は、裏道があってもかえって気がつかないで、やっぱり当の敵の向うに見える本街道をあとを慕って走け出すのが心理的に普通な状態であります。