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ぶんがくについて
文学について
宮本 百合子
「文化評論」1967(昭和42)年8月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,949 字 · 14 页
この習慣が党の活動家の常識のうちにも反映しているということがこの誤解の一因です。これを政治家の場合にあてはめて革命的政治家が当時の道長を模して満足していると言ったら笑話としてさえ通用しないでしょう。うぬぼれの象徴にさえなり得ない噴飯事です。
「こたつにあたっているような生活態度」ということは、おそらくわたしが不健康のために外出せず、サークルにゆけず、立候補しないことなどから言われることでしょう。
わたしは、一九三一年十月入党後、前後五回の検挙投獄を経験しました。しかし組織の秘密は守られ、屈服しなかったために、一九四一年十二月九日、太平洋戦争とともに戦争に非協力な共産主義者として投獄されました。一九四二年七月、巣鴨拘置所で熱射病のため危篤に陥ってからのち、一年ほど言語障害と視力障害に苦しみました。視力障害はこんにちもつづいています。一九四五年秋以来、創作のほかに可能の最大な範囲で講演、各種の委員会、選挙闘争など活動をつづけ、一昨年夏、第一回文化会議の直前高血圧と心臓機能障害によって医師から活動の制限をうけました。
その後、昨年夏、再び心臓障害と高血圧に苦しみ、十二月、電気写真によって心臓の肥大と左室機能障害、尿中に多量の蛋白が発見され、絶対安静をいいわたされました。