轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぶんがくじょうのふっこてきていしょうにたいして

文学上の復古的提唱に対して

宮本 百合子

「都新聞」1937(昭和12)年3月8~11日号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,051 字 · 12 页

青空文庫

自分の勘に対する自信の弱さ強さが、押しのつよさ弱さにかかって来て、ひいては、云う声の高さ低さにまで及んでいるようでさえある。

然し、ここには沢山の危険がある。現代は、自分の持っている勘と自覚されるものを、客観的に、歴史性の上にとり出して調べて見ようとする、その必要に心付く勘というものが、より重大な人間的役割をもっているのではなかろうか。保田氏は明かに自身の勘にたよって、昨今の諸文章を執筆しておられるのであろう。が、今日の現実の日本には、その勘の働き工合に、ピンと来る別種の勘が、根強く存在しているのである。勘の新たなる素質が黙々と蓄積されつつあるのである。

〔一九三七年三月〕