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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生犀星『文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子』。同一底本的分册已合并为一书。收入:童子、ゆめの話、あじゃり、蛾、幻影の都市、香爐を盗む、三階の家、しゃりこうべ、天狗、童話、後の日の童子、不思議な国の話、不思議な魚、みずうみ。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 177,454 字 · 357 页
私だちは氷で冷した。――が三日経ち四日経っても、まだ熱が下りずに、咳がつづいた。ぜいぜいいうのは喘息があり、啖が、切れないから苦しいのだと言った。
それから二日経った。樋口さんは頭をひねった。
「本郷の写野さんに診てもらって下さい。どうも気になりますから。」
樋口さんは「わしは他のお医者と立ち会うことは平気です。わしばかりでは診られないところもあるから、却って立ち会ってもらった方があなた方がご安心でしょうから。」と、わけもなくそういうと、一向そんなことに関わらない顔をした。
「ではそういうことに願いたいものです。」
無理もないことだと思い、すぐ写野さんへ電話をかけ、看護婦にも来てもらうことにした。その晩から赤児は、目に見えて苦しそうにぜいぜいやった。「こんなことで死なせるものか。」という腹が引締って私にあった。
それに乳だけは順調に、そういう苦しいなかでも飲んだので、その方で切りぬけられると思えた。けれども熱がしつこく降りなかった。上る一方だった。
写野さんがくると、すぐ厚みにきせた着物をゆるめ、辛しの湿布を背中にした。が、十分もしたが反応がなかった。