轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
とりをとるやなぎ
新編 風の又三郎
宮沢賢治『新編 風の又三郎』。同一底本的分册已合并为一书。收入:鳥をとるやなぎ、フランドン農学校の豚、蜘蛛となめくじと狸。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 23,750 字 · 49 页
おなかが何だか熱くなりましたよ。」ととかげは心配して云いました。
「ハッハハ。なあにそれほどじゃありません。ハッハハ。」となめくじはやはりもがもが答えました。
「なめくじさん。からだが半分とけたようですよ。もうよして下さい。」ととかげは泣き声を出しました。
「ハッハハ。なあにそれほどじゃありません。ほんのも少しです。も一分五厘ですよ。ハッハハ。」となめくじが云いました。
それを聞いたとき、とかげはやっと安心しました。丁度心臓がとけたのです。
そこでなめくじはペロリととかげをたべました。そして途方もなく大きくなりました。
あんまり大きくなったので嬉しまぎれについあの蜘蛛をからかったのでした。
そしてかえって蜘蛛からあざけられて、熱病を起したのです。そればかりではなく、なめくじの評判はどうもよくなくなりました。
なめくじはいつでもハッハハと笑って、そしてヘラヘラした声で物を言うけれども、どうも心がよくなくて蜘蛛やなんかよりは却って悪いやつだというのでみんなが軽べつをはじめました。殊に狸はなめくじの話が出るといつでもヘンと笑って云いました。
「なめくじなんてまずいもんさ。