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にほんプロレタリアぶんかれんめい『はたらくふじん』をまもれ!

日本プロレタリア文化連盟『働く婦人』を守れ!

宮本 百合子

「働く婦人」1932(昭和7)年4月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,172 字 · 7 页

青空文庫

高等主任に会い、折から居合わせた警視庁の高等係とも掛け合ったが、彼等は何と卑劣でしょう。自分等が一旦法律に従って許可した余興だけさえ、もう許可はとり消したのだといってやらせない。段々夜の部がはじまる午後六時近くなると、会場築地小劇場のまわりから附近の街角まで巡査が溢れ、よろこび勇んで「働く婦人の夕べ」へとやって来る熱心な若い婦人たちを、一人一人追いかえし始めた。それをくぐって劇場の前へかたまった三十人ばかりの婦人たちは、何とかしてこの待ちに待ったわたしら「働く婦人の夕べ」を闘いとろう、警察へデモをやろう、と代表を選んで提議して来たほどです。

婦人大衆の支持はこんなにまである「働く婦人の夕べ」を、官憲は何故めちゃめちゃに弾圧するのでしょう? その理由は、われわれにとって面白くためになる『働く婦人』が毎号発禁になると全く同じです。「働く婦人の夕べ」こそ本当に働く婦人のためになる催しだからです。雑誌を発禁にしたり、「働く婦人の夕べ」に不当な解散をくわせたりして、よくわけの分らない大衆の目に日本プロレタリア文化連盟というところをいかにもこわいところででもあるかのように思い込ませようとする、ブルジョア・地主の官憲の陰険極まるてなのです。