轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にっき

日記

宮本 百合子

「文芸」1935(昭和10)年3月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,083 字 · 7 页

青空文庫

面会に行ったとき、面会所の窓の切り穴から看守につきそわれ編笠を足もとにおいてあらわれる宮本の現実の姿は、頭をクルクル刈りにして着ぶくれ、背が低くなったように見えるのである。

鶯

一月末のある夜明けがた起きて仕事をしているうちに、いつか外は朝になった。

前の井戸ばたでポンプの音がきこえ、子供の声が微かにした。雨戸をしめたままでなお書いていたら、どこかでホーホケキョ、ケキョとふっくりした鶯の鳴音がした。私は覚えず耳を欹てた。余りつづけては鳴かず、その一声きりであったが、その声は、私に或るいくつかの特殊な朝を思い出させた。

警察の裏にあるコンクリートの建物の中の一室で、〔十二字伏字〕布団を敷き、〔十三字伏字〕毛布を〔四字伏字〕かけ、一人の色情狂を混えて三人の女が寝ていた。五時になると起き出すのであったが、〔七字伏字〕向いあった側に〔二字伏字〕、そこは男ばかり〔九字伏字〕が並んでいる。男等は〔六字伏字〕十八人から二十三四人も〔五字伏字〕いたから誰も〔十七字伏字〕。高いところの金網ばりの窓に朝の清げな光があるが、其〔三字伏字〕の内は〔七字伏字〕人いきれと影とでどす暗く澱んで、〔二十三字伏字〕蒼い髪の伸びた男の顔と体とが〔五字伏字〕見えるのである。