轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
めいじてつがくかいのかいこ
明治哲学界の回顧
井上 哲次郎
01 序論
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,814 字 · 12 页
マア大きくみればかかる小さな区別はさほど重要でないかもわからぬけれども、しばらく便宜のためにこういう三つの区別を立てて明治の哲学を論ずることにしようと思う。
三
それからして、明治の哲学思想、それについで大正の哲学思想、これを通じて二つの大きなちがった系統があると思う。それはもとよりどこの国にもおのずからあるけれども、明治以前にはほとんど無くして、明治以後にはたしかにあざやかにたどってゆける二種の系統があると思う。一つの思想の系統は物質的、経済的、客観的、実際的、しかして功利的というような系統である、ジェームスのいわゆるタフマインデッドの思想である。この方面は社会においていつも優勢で、ずいぶん極端までゆくことを常としたものである。もう一つの側は唯心的、超絶的、主観的、道徳的、宗教的、というような思想の系統である。この側は前者に比すれば深遠となり、微妙となり、幽奥となりゆくが、どうかすると世間とかけはなれて迂遠となり微弱となるような傾向もないではない。これはジェームスのいわゆるテンダーマインデッドの側である。この二つの系統の相互関係如何、その利害得失如何、またその将来の成行き如何というようなことについてはなお本論に至って論ずる心意であるが、とにかく過去約五、六十年の歴史はあきらかにこの二系統の思想