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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
18 その十七 狼大明神
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 26,208 字 · 52 页
このホンモノの一ノ宮と自称しているのがオーカミイナリであった。
郡内には諸村に金鑽神社があり、また北向明神というのが昔は五ツあったという。ほかに古社が多いが、広木村の※(「髟のへん+瓶のつくり」、第4水準2-81-15)※(「くさかんむり/(豕のにょうの形+生)」、第3水準1-91-25)神社というのが土着民の祖神のようにも考えられている。広木村は昔は弘紀とある。※(「髟のへん+瓶のつくり」、第4水準2-81-15)※(「くさかんむり/(豕のにょうの形+生)」、第3水準1-91-25)神社はミカ神社もしくはミカタマ神社と読むべきだということである。
オーカミイナリの説によると、カナサナ神社もミカ神社も北向明神も総て配下の神で、総本家はオーカミイナリの前身たる大加美神社である。大加美神社は大昔はミカ神社のある広木村にあった。いま、曝井という古趾のあるのが大神社の跡である。万葉の古歌に現れる曝井がこれであるという村人の伝えはあるが、ここが大加美神社の趾だという伝えはオーカミイナリが自ら称するだけであった。
ところがオーカミイナリはそれを証する古文書も古代の地図及び神域や社頭の絵図面も有ると言う。