轻松读懂日语经典作品
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すえっこ
末っ子
山本 周五郎
「オール読物」文藝春秋新社、1957(昭和32)年10月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 27,564 字 · 55 页
「さぞ頑是なかったことでしょうよ」
「おまえがここで怒ってもしようがないさ」と米良は妻に云った、「酒の支度でもしないか」
くにが立ってゆくと、米良はあとを促すように「それから」と云って平五を見た。
「十二くらいまでそんなことを続け、それからおやじの骨董好きに眼をつけました」と平五は話を継いだ、「十三か十四になっていたと思うんですよ、道具屋がうちへ出入りするようになったのは祖父が亡くなってからですが、その以前から松十や大庄などへでかけていって、よくつまらない物を買わされて来ていました」
松十は京橋弥左衛門町、大庄は日本橋福島町にあり、道具屋としては二流どころらしいが、玄蕃はそういう店こそ掘出し物があるのだと、あたまから信じこんでいた。こちらが七千二百石の旗本だからだが、相手もばかげてあこぎなことはしないようだが、客のほうで掘出し物を覘い、いっぱし眼がきいたつもりでいるため、道具屋のほうに悪意がなくとも、三度に一度はとんでもない物をみずから背負いこんで来る。そんなときにはやがて眼ちがいということがわかるし、そうすると眼ちがいをしたことを隠すために、その「とんでもない物」