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えどかとうきょうか
梵雲庵雑話
淡島 寒月
淡島寒月『梵雲庵雑話』。同一底本的分册已合并为一书。收入:江戸か東京か、明治十年前後、銀座は昔からハイカラな所、寺内の奇人団、亡び行く江戸趣味、土俗玩具の話、活動写真、梵雲庵漫録、諸国の玩具、我が宗教観、凧の話。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 33,841 字 · 73 页
つまり木の葉は清浄なものとしてあるのだが、それらのことが柏餅を生み椿餅を生み、そして編笠餅や乃至桜餅を生んだと見ても差支えないように考える。
殊に昔、支那や朝鮮の種族が、日本へ移住した数は尠なからぬので、既に僧行基が奈良のある寺で説教を試みた時、髪に豚の脂の匂いのする女が来て聴聞したという話がある位、従ってそれらの部落で膳椀の代りに木の葉を用いたのが、伝播したとも考えられぬ事はない。唯幸いにして日本人は肉が嫌いであったがため、あの支那料理のシュウマイみたようなものを包む代りに、餡の這入った柏餅が製されて、今に至るも五月になれば姿が見られ得るのは、甘党の私などに取って悦ばしい事の一つかも知れない。呵々。
(大正十二年五月『七星』第二号)