轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
けんりょくのひげき
権力の悲劇
宮本 百合子
「婦人公論」1949(昭和24)年11月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,912 字 · 10 页
これも一つの日本の悲劇であったと思う。あの事件に関して暴力をきびしく非難したのが発言者たちの真実の声であったのなら、最もはっきり暴力の罪悪性を断言した人ほど、こんにちでは遺族の名誉とヒューマニティーのために真実の暴力がどこにあるかということについて、説明者となる責任があるだろうと思う。社会的発言の場面を多くもっている人ほど、真実と正義に対する義務もより多く負うているのは当然だからである。
生きてゆく生きかたそのものの現実に人民の権利の確立と民族としての独立をとりもどしたいわたしたちの欲求は、こういうモメントからも、ひとしお切実に目ざめさせられる。〔一九四九年十一月〕