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しょうがつとソヴェトきんろうふじん
正月とソヴェト勤労婦人
宮本 百合子
「戦旗」1931(昭和6)年1月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,193 字 · 9 页
病院へ入れて中毒を療して貰っても、また悪い癖に戻るようなルンペンは、生産に携る勤労者として価値ないと云っていつまでもくっついて、自分達の生活をダメにさせちゃ置かぬ。
――この頃はどうなんだ? ましか?
――ずっと増しだ。第一消費組合の店は土曜日、日曜日、例えばメーデーの前日、酔っ払う可能の多い日は一切酒類を売らない。ふだんでも売る店が町の中でどこときまっていて、あとは閉められたのが多い。酒場も減った。酒場でも店でもアルコールの強い酒は売ることを許されない。
――ところで、じゃ一月九日――一九〇五年の「血の日曜日」の記念だろう? それはどんなにして行われるんだ?
――昼間は普通だ。働く。夜クラブが催しをやる。一九〇五年の革命が世界プロレタリアート解放運動史の上にどんな重大な意味をもっているか、革命的プロレタリアートはどんな歴史的使命をそこで果したかを短く演説する。
――男も女も行けるんだろう、そのクラブへは。
――そうとも! 家じゅう行くんだ。婆さんも孫も、赤坊だって行くよ。
――本当か?
――プロレタリアートのソヴェトは、女を封建的に台所の中やオシメのまわりをうろつかせては置かないんだ。