轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

はは

母

太宰 治

疏散在津轻时,一个复员青年来聊地方文化。本想随便答答,没想到后来发生了像哀话一样离奇的事。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,223 字 · 15 页

青空文庫

「たいぎだ。」

「地方文化が豊富にありますよ。お酒でも、ビイルでも、ウイスキイでも、さかなでも、肉でも。」

その青年の名は、小川新太郎といって、日本海に面した或る港町の、宿屋の一人息子だという事を、私は知っていた。

「それを餌に、座談会じゃないのか?」

私は、所謂文化講演会だの、座談会だのに出て、人々に民主主義の意義などを説き聞かせるのは、にがてなのである。いかにも自分がにせもので、狸のお化けのような気がして来て、たまらないのである。

「まさか、先生のお話なんか聞きに来る人は、無いでしょう。」

「そうでもあるまい。現に君が、僕の話を拝聴しにこうして度々やって来る。」

「ちがいますよ。僕は、遊びに来るのです。遊び方の研究をしに来ているのです。これも文化運動の一つでしょう?」

「よく学び、よく遊べ、というやつか。その着想は、しかし、わるくないね。」

「そんなら、僕の家へ、何の意味も無く、遊びに来てくれてもいいじゃありませんか。きたない家ですけれども、浜からあがりたての、おいしいおさかなだけは保証します。」

私は行く事にした。

私の疎開していた町から、汽車で三、四時間、或る港町の駅に降りると、小川新太郎君は、りゅうとした背広服姿で、迎えに来ていた。